『House of Pain』
『House of Pain』コースター

朝まで明かりが灯る新宿の止まり木に悩みを預けて。

『House of Pain』内観

 都庁もファッションビルも寄席もあり、エリアごとにさまざまな顔を持つ新宿。『House of Pain』は、伊勢丹や新宿御苑からも近く、落ち着いた空気が流れる3丁目で朝の6時まで営業している。

 ビルの3階にあり、知らないと辿り着けない場所にあるが、実は初めてのバーにもうってつけ。壁にはイラストレーター・空山基さんの作品、ソファ席には〈HUMAN MADE〉のクッションが置かれ、緑の大理石のカウンターが醸し出すオーセンティックな雰囲気にカジュアルなインテリアが同居している。店主の井上博登さんは、バーテンダーを志す前、フランスのアパレルブランドに勤めており、内装のイメージは、ブランドのテーマだった“フランス人から見たアメリカ”。 店主の趣味が垣間見える空間は居心地良く、20代後半から30代のお客さんが多いという。

 コースターに書かれていたのは「痛みや悩みを共有し、尊重する」という意味のフランス語。「常連さんに限らず、お客さんから悩みを打ち明けられることが多く、バーテンダーは責任ある仕事だなと日々実感します。この店が痛みや葛藤を置いていける場所になっていればいいですね」。

 美味しいお酒と信頼できるバーテンダーがいると、抱えていたことを口にして心を軽くしたくなる。そんな拠り所が朝まで開いているのは、さすが懐の広い街だ。

『House
House of Pain

東京都新宿区新宿三丁目10-10 FOS BLDG. 3階
03-5315-0441
17:00~6:00(L.O 5:00)、日・火18:00~3:00(L.O 2:00)
無休

Instagram
https://www.instagram.com/houseofpain_5/

2021年3月オープン。2人体制で営業し、それぞれが考案するマンスリーカクテルを月替わりで提供している。

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