伊藤瑶起さん
(カフェ&バー『Sputnik』オーナー)
忙しない日々を癒すミニマルな部屋で神戸ハイボールを。

カウンター越しの会話を大切にしたクラシックなバーのスタイルと昼夜いつでも楽しめるイタリアのバールのような居心地良さが同居する代官山のカフェバー『Sputnik』オーナーの伊藤瑶起さん。昨年7月には東松原にレストラン『laika』もオープンし、忙しい日々を過ごしている。4歳の息子を持つ父親でもあり、家族との時間を過ごす自宅は居心地良く整えられていた。
食卓を囲んだり、本を読んだり、何かと過ごす時間の長いダイニングのテーブルは、韓国の家具ブランド『O’gre(オグレ)』のもので、椅子はドイツの建築家エゴン・アイアーマンのリプロダクト品。部屋の要となるインテリアが無駄な装飾のないデザインだから、空間全体が洗練された印象になる。
外で飲むことが多い伊藤さんだが、自宅には角を常備。冷凍庫に入れておくのがポイントだ。「角は特にハイボールを美味しく飲めるように作られたブレンデッドウイスキーで、手頃なのに味のバランスが良いですね。〈サントリー〉のチーフブレンダーの方のインタビュー記事でも家だと角ばかり飲んでいると書いてあって、それ以来愛飲しています」と伊藤さん。教えてくれた神戸ハイボールは、氷を使わず、ウイスキーとグラス自体をキンキンに冷やすだけだから、1、2分で作れて難しい工程も一切なし。冷凍庫に角さえ用意しておけば、急な来客でもさっと振る舞える。夜遅く帰った日でも簡単に作れて、帰宅後の一杯が毎日のルーティンになりそうだ。
Recipe

伊藤瑶起
いとう・たまき|代官山〈Sputnik〉、東松原〈laika〉オーナー。自宅では電子書籍を読みながらお酒を愉しむことが多い。