AYA COURVOISIERさん
(セラミックアーティスト)
ものづくりに寄り添う日々を整える白州ハイボール。

築50年とは思えないモダンなデザインと木の壁が美しい2階建ての一軒家に住むセラミックアーティストのAYA COURVOISIERさん。
内見で訪れた瞬間に心を掴まれ、すぐに住むことを決意した。実は、日本建築学会賞を受賞したこともある設計士の方が自邸として作ったもので、ほとんど手を加えることなく暮らしている。「前のオーナーさんが綺麗に使っていたのが伝わるので、丁寧に扱っていこうと背筋が伸びます。和室や灯籠付きの庭があるのも落ち着きますし、キッチンのタイルの年季が入った風合いも気に入っています」とAYAさん。ガラスのキャビネットなど見せる収納が多く、AYAさんが白土で作った器やフラワーベース、国内外の蚤の市で集めたヴィンテージのオブジェやランプが調和し、持ち物の魅力が余すことなく発揮されている空間だ。
普段はパートナーと猫と共に暮らしているが、友人を招く機会も多く、そんなときはウイスキーをロックか炭酸割りで味わうのが定番。ウイスキー通のパートナーが好きな白州で作ったハイボールは淡い琥珀色が目にも涼しく、幼なじみのガラス作家、加藤瑠花さんが手がける〈RUKA Glass〉のグラス越しに見ると、いっそう煌めいて見える。集中力が必要な作業の多いAYAさんにとって、気持ちを切り替える小休止は欠かせない時間。爽やかな一杯が暮らしにさりげない区切りをもたらしているのだ。


AYA COURVOISIER
フランスと日本にルーツを持つ。大学進学を機に渡仏し、パリ在住中に陶芸家マリー・ロートルさんのアトリエに通う。帰国後、作家活動を開始。器、お香立て、マグカップなど、一点もののプロダクトを制作する。