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築地JAM 2026の様子

音楽と食、そしてウイスキー。NORMEL TIMESがサポートした〈築地JAM 2026〉に密着。

築地本願寺を舞台に、音楽と食、そしてウイスキーが交差した、〈築地JAM 2025〉。昨年の第一回目に続き、第二回目となった〈築地JAM 2026〉が5月24日に開催された。熱狂を生み、早くも成熟の兆しのあった1日をレポート。

5月の築地に、酒と食とジャズ。

築地JAM 2026のエントランス
エントランス。ロゴも今年は刷新された。

〈築地JAM 2026〉の最大の特徴は、まずチケットが事前応募制のエントランスフリーだったことが挙げられる。それは、開催に協力した築地の店舗や観客たちから「音楽と築地の文化を、もっと身近に楽しんでもらいたい」という要望から。主催と関係各位が協力し、実質チケット代が無料となった。5月初旬の受付日当日には、出演陣の豪華さも相まって、早々に定員に達した。

11時の会場から、多くの観客が詰め掛け、本堂前に設置されたメインステージ横、第一伝道会館前のエリア側の飲食ブースが賑わい始める。今年は、築地の味を堪能できる20店が出店。2025年に続き、NORMEL TIMESもサポートとして参加し、会場内でウイスキーの魅力を発信。人々が音楽、食、築地という地域、そしてウイスキーを通じて新たなつながりを生み出した。

エントランスでは、今回のために特別に作成されたNORMEL TIMESの小冊子のほか、特製コースターやステッカーが入場者全員に配られた。また飲食ブースに昨年同様に設けられた「SUNTORY WHISKY 碧Ao」の専用ブースでは、「碧ハイボール」を提供。初夏のような日差しが照りつける会場で、多くの人が足を運んでいた。また、小冊子裏面のQRコードからアクセスできるアンケートを回答することで、NORMEL TIMESのロゴをあしらったタオルのプレゼントもあった。

飲食ブースの横では、DJブースも設けられ、ライブ本番前の穏やかな空気を作り出していた。足立区の水産市場からDJ MAS aka Senju-Fresh、新橋にあるmusicbar RumbaのDaisuke Shimizuら、合計6名が参加。ジャズやボサノヴァ、ソウルミュージックからヒップホップまで。初夏の穏やかな天候に恵まれた会場を包み込むように、新旧の音楽がミックスされていく。

豪華なラインナップで送るメインステージ。

今年のメインステージのラインナップは、ドラマーの石若駿のホームグラウンド的なバンドであるAnswer to Remember。アントニオ・カルロス・ジョビンのトリビュート作品を発表したばかりの小野リサ。サックス奏者の馬場智章を中心にしたTokyo×Seoul Band、そして日本の音楽フェスに欠かせない存在で、ワールドデビューも決定した民謡クルセイダーズという合計4組。

Tシャツでも十分過ごせるほどの初夏の快晴の下、集まった人たちは、築地のフード、ウイスキー、そして音楽を愉しんでいた。そんな中、16時から民謡クルセイダーズのライブがスタート。日本の伝統的な民謡を、ラテン、アフリカなどの音楽とミックスさせ、ワンマンライブはもちろん、数多くの音楽フェスを熱狂とダンスの渦に巻き込んでいる7人組。掛け声とラテン・パーカッションが華々しい「花笠音頭」、盆踊りクラシック「炭坑節」では、ボ―カルのフレディ塚本による踊りのレクチャーが加わり、観客が踊りながら掛け声で参加し、会場が一体に。

続いては、馬場智章を中心に、日本と韓国の精鋭アーティストが融合したTokyo×Seoul Band。なんと本番前日、ドラマーのJK Kimがパスポート紛失により来日が不可能となり、石若駿が代演に。「駿と友だちで、本当によかった」という馬場のMC通り、気の置けないセッションの「Deep Mind」と「Sepiageshiki」を披露。馬場のアルバムをプロデュースした鍵盤奏者のBIGYUKIを迎えた「Season of Harvest」では、ファンキーかつ、緊張感溢れるインプロビゼーションで、観客を沸かせた。

熱気を帯びた会場が、夕暮れ時のマジックアワーで、少しだけ静かになった18時30分。ギターを抱えた小野リサが、ピアニストの林正樹と共に登場。2人がボサノヴァの巨匠の生誕100周年を記念して制作したアルバム『Sue Ann〜アントニオ・カルロス・ジョビンへのオマージュ』から8曲を披露。小野による「アルバム『Sue Ann』には収録されていないけど、これは演奏したい」というMCの後、「イパネマの娘」のギターイントロを奏で始める。空の色、ほのかに香る潮の香りを感じるロケーションの下、演奏される名曲に、会場が一気に引き込まれていった。

小野リサと林正樹のデュオ。
昨年に引き続き2年連続の出演となった小野リサと林正樹のデュオ。

夜間用の照明に切り替わり、本堂のオリエンタルな造形がライトアップされる中、大トリをつとめるAnswer to Rememberが登場。
フロントのホーンセクション5名からなる10人編成のメンバーが、ステージに並ぶ姿は壮観だ。「ATR Theme」を皮切りに、「Daidai UKTG」など、圧倒的なグルーヴで、一気に客席はダンスフロアに。ermhoiのボーカルをフィーチャーした「New Power」 、そしてラッパーのJuaとのジャム 「410」 で盛り上がりは頂点に。しかし、ここで終わらないのが、現在のATR。くるりの岸田繁を迎え入れ「Jubilee」、「琥珀色の街、上海蟹の朝」が演奏されると、会場は大合唱でエモーショナルな瞬間を迎える。後者ではピアニストの角野隼斗が飛び入り参加し会場を沸かせた。2年連続で出演する石若から〈築地JAM〉への感謝が述べられ、一旦暗転した後、吉田美奈子が登場。ジャズクラシックの「Goodbye Pork Pie Hat」と「Stormy Weather」で、圧倒的なボーカルを披露。本願寺本堂と、雲ひとつない夜空をバックに、神々しささえ感じる圧巻のパフォーマンスは、後にも語りつがれるだろう名演となった。

築地本願寺を舞台に、来場者、ミュージシャン、そして数多くのスタッフ。そのすべてが一体となった〈築地JAM 2026〉は、参加したすべての人々にとって印象深いイベントになった。音楽と食のよきパートナーであるウイスキーが、両者の結びつきをより強くしたことは間違いない。今後もNORMEL TIMESはウイスキーとカルチャーの交差点として発信を続けていく。

築地JAM 2026

開催日:2026年5月24日(日)
場所:築地本願寺
住所:東京都中央区築地3-15-1|地図

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