になるジョーク
ジョーク好きの2人が披露し合う
世界のジョークを盗み聞き。
草木も眠る、夜更けのバー。「終電まで!」を合言葉に、のんべえの仲良しコンビがハイボールを酌み交わしている。ジョークを交えた世にもくだらない話に、しばし耳を傾けてみよう。
K

世間は受験シーズンらしいな。

J

みたいですね。赤本を睨んでいる学生、電車の中でよく見かけます。大変だなぁ。

K

こんなジョークがある。とある新聞社に広告掲載したいって電話あって、文面を聞くと相手はこう答えたんだって。「来たれ、新しき受験生たち!  本年度合格実績 →東大千四百八十一名、早大二千四百八十五名、慶大九百八十六名……」。

J

イヤイヤ、いくら名門予備校でも、さすがにそれは誇大広告じゃないですか?

K

って思うじゃん? 新聞社もそう回答したら、相手はこう言ったらしい。「予備校じゃありません。私どもの神社では毎年合格祈願をやっておりますので……」。

J

なかなかコメントしづらいネタですね(笑)。でも、それくらいの数の受験生が、最後は神頼みってことだよなぁ。学生も大変だけど、面倒をみる親も大変だ。

K

それに関しては、こんなジョークもあるぞ。ある額縁屋に客が来て、店主が大きさを尋ねたんだ。すると客は「10号くらいだ」と答える。

J

まぁまぁ大きいですね。油絵ですか?

K

客は「いや。墨で書いたものだ」と言ったらしい。だから、店主が値段を聞くと、答えていわく、「ざっと1億円以上」。

J

い、いちおく!? 国宝かなんかですか?

K

ところが違うんだ。「息子がようよう医学部を卒業してね。卒業証書を飾るんだ」って客は答えたんだって。

J

は、半端ねぇ……。医学部って卒業までに国宝級の金額がかかるんだ。

K

ねぇ。でもさ、親がそこまで頑張ったとしても、大学の成績なんか実社会ではまるで役に立たないんだから、不条理だよな。

J

そうですか?

K

だって、俺の友達は検事よりずっと大学の成績のよかった男を弁護士に頼んだのに、有罪だったもん。

J

は、半端ねぇ……。

参考文献:『新装版 ブラック・ジョーク大全』阿刀田高著

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