になるジョーク
ジョーク好きの2人が披露し合う
世界のジョークを盗み聞き。
草木も眠る、夜更けのバー。「終電まで!」を合言葉に、のんべえの仲良しコンビがハイボールを酌み交わしている。ジョークを交えた世にもくだらない話に、しばし耳を傾けてみよう。
J

アメリカの大統領選挙がトランプの勝利で幕を閉じましたね。

K

ところで、アメリカの大統領と聞いて何が思い浮かぶ?

J

いきなり難問。なんすか?

K

ジョークだよ、ジョーク。あの人たちはみんな、ジョークを言うのが好きなんだ。

J

うーん……正直、あんまりピンときてないです。

K

例えばトランプは、勝利が決まる1ヶ月前、大統領候補がジョークを交えたスピーチをすることでお馴染みのパーティでこうかましていたぜ。「今晩、皆さんとご一緒できるのをとても嬉しく思っています。最近じゃ、出頭を求める召喚状なしにニューヨークのどこかに招かれることがないもので」。

J

まさかの自虐!

K

自虐といえば、ブッシュJr.も大統領時代、ワールドシリーズを制覇したボストンレッドソックスのメンバーをホワイトハウスに招いたとき、松坂大輔選手に対して「彼を取り巻く記者団の数は、私より多い」と言った後、こう付け加えていたな。「それに彼と私は、2人とも質問に英語で答えるのが苦手のようだ」。

J

松坂、不憫(笑)。っていうか、ブッシュJr.、自分でイジっちゃうほど英語が苦手だったんだ。

K

それは有名な話で、ジョークのネタにもされているぜ。彼はイェール大学時代、俳句を専攻しようとしていたらしい。そんな彼に担当教授は言った。「君は、日本の俳句より、英語をもっと勉強したほうがいいのではないか」。

J

母国語が不得意でも最高指導者になれるアメリカ、懐が深い……。にしても、ブッシュJr.は今何してるんすかね。最近全然話題にならないけど。

K

画家に転身したよ。

J

マジすっか!(笑)。どんなジョークよりその意外すぎる事実が一番面白いかも。

*参考文献
『世界がわかるアメリカ・ジョーク集』烏賀陽正弘

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